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【戦況分析】激戦地だけで910名戦死、損失3倍に急拡大!ポクロフスク方面ロシア軍の危機【ウクライナ戦況LIVE】兵站重要拠点と火薬工場が完全破壊で補給絶望!19歳の囚人兵の証言が衝撃

【8月18日ウクライナ情勢 概要】 テレグラム:https://t.me/UKR_RU_WarMap 0:10 はじめに 0:40 ウクライナ戦況の全般的な事柄 1:30 各地域の戦況 2:00 スームィ、クルスク、ベルゴロド、ハルキウ方面の戦況 3:47 北東部 ルハンスク州 東部 チャシフヤール方面 トレツクの戦況 4:20 南東部 ドネツク州ポクロフスク クラホフ ブレミフカ方面の戦況 10:10 後方地域の爆発炎上事件 13:20 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州の戦況 14:50 ウクライナとロシア情勢ニュース ●最近の過去の動画は再生リスト https://www.youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_zgN4ECa-xtlOUdWRPtsr2 ●全文は解説図付きでnoteで読めます https://note.com/sumaitotoushi/ #ウクライナ戦況 #ウクライナ情勢 #プーチン大統領 古い過去動画はニコニコch:https://ch.nicovideo.jp/Sumaito 新・サブチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCg2wRMUU-gC_wolkoh0EY-A Twitter:https://x.com/ZKj3aQR1ZFdmdDy 最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすくライブで解説!毎日戦況を更新しています。 ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。 ■より快適に見るには ・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON ・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中 ・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります ・ウクライナの面積は日本の1.5倍の60万平方キロメートル ・10平方キロの占領は、0.001%に相当し、3年続けば国土の1%が占領されることになります。 ・ロシア軍は1キロ進むごとに150人から200人の兵士を失い、装備の損失比はおおむね1対3程度、キルレシオはウクライナ兵1に対し、ルジアン29.5という数字がゼレンスキー大統領から提示されました。過去の動画で詳細に説明したことになりますが、これらの数値を参考に戦況の変化をイメージして下さい。 ■Materials Music Atrier Amacha OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net 利用は規約に沿って確認の上行っています ■関連動画 【ウクライナ戦況】ポクロフスク大突破でロシア軍13キロ後退!トランプ・NATO圧力でプーチン記者会見逃亡! https://www.youtube.com/watch?v=xq2y07o-IAc 2025/8/17 ウ軍が東部で反撃! 露軍中隊が壊滅。ポクロフスク北方で6集落を奪還! https://www.youtube.com/watch?v=Lnro1GlQO3w 【ロシア軍失速】各戦線で激変!激戦地の領土変動を解説 https://www.youtube.com/watch?v=B0qk8VqQw5U ロシア軍、ウクライナ東部ドネツク州での攻勢強める https://www.youtube.com/watch?v=_LQABZKayAw Marco Rubio says Ukraine-Russia conflict is 'not our war' https://www.youtube.com/watch?v=Wn0U9fTVso4 戦争研究所(ISW)ロシア攻撃作戦評価レポート 2025年8月17日 プーチンの虚偽主張とドネツク州占領の現実 2025年8月17日に発表された戦争研究所の最新レポートは、ロシアのウクライナ侵攻に関する重要な分析を提供している。特に注目すべきは、ロシアのプーチン大統領がドネツク州全体を迅速に占領できるという主張の虚偽性を詳細に論証している点である。 トランプ前大統領とゼレンスキー大統領、欧州指導者との8月16日の電話会談において、トランプ氏はプーチンから「ロシアはドネツク州全体を占領できる」と言われたと述べた。しかし、ISWの分析によれば、この主張は現実とは大きくかけ離れている。ロシア軍がドネツク州の残りの地域を武力で迅速に占領することは不可能であり、これまで10年以上にわたってこの目標を達成できずにいるのが実情である。 ロシアがドネツク州全体を迅速に占領できる唯一のシナリオは、ウクライナがプーチンの要求に屈し、残りの地域から自主的に撤退した場合のみである。プーチンの「戦争が続けばロシア軍が必然的にドネツク州全体を占領する」という主張は、軍事的現実を無視した政治的プロパガンダに過ぎない。 ドネツク州占領作戦の長期化と困難 ロシアのドネツク州全体占領作戦は2014年の最初の侵攻から始まり、既に11年が経過しているにもかかわらず未完了のままである。ウクライナのゼレンスキー大統領も8月17日に、ロシアが過去12年間の東ウクライナでの戦闘においてドネツク州全体の占領を試みて失敗し続けていることを指摘している。 2022年の全面侵攻開始以来、ロシア軍はドネツク州の複数の町や都市の占領作戦で深刻な行き詰まりを見せている。現在進行中の複数の作戦を見ても、ロシア軍は依然として数年前に設定した目標の達成に苦戦している状況が明らかである。 具体的な作戦事例から見る進軍の遅さ ISWレポートは、ロシア軍の進軍の遅さを示す具体的な事例を複数挙げている。クピャンスク作戦では、ロシア軍は2023年10月に奪還作戦を開始し、約2年間にわたって町の包囲を試みているが、22ヶ月の攻撃作戦にもかかわらず、いまだに集落を占領できていない。 トレツク作戦においては、2024年6月中旬に専用の占領作戦を開始し、14ヶ月をかけてようやく2025年8月1日にトレツクを占領した。しかし、この進軍距離はわずか約11キロメートルに過ぎない。 最も象徴的なのはチャシフ・ヤル作戦である。ロシア軍は2023年5月にバフムト占領後にこの作戦を開始し、2024年4月に取り組みを強化した。ロシア国防省は2025年7月31日にチャシフ・ヤルの占領完了を主張したが、ISWは実際にロシア軍が集落全体を占領したという証拠を確認していない。この作戦では、西バフムトからチャシフ・ヤルの西端まで約11キロメートルの進軍に26ヶ月を要している。 ポクロフスク作戦の現状と課題 ポクロフスク作戦は、ロシア軍の戦術的限界を示すもう一つの重要な事例である。2024年2月にアヴディイフカ占領後、ロシア軍はドネツク州ポクロフスクの占領に向けた取り組みを開始した。正面攻撃、包囲、または包囲を通じてポクロフスクを占領するための複数のアプローチを試みているが、18ヶ月以上が経過しても成功していない。 重要な点は、ポクロフスク北東部での最近のロシアの進歩が、ロシア軍の迅速な都市占領能力を示すものではないということである。ロシア軍は大幅に要塞化された集落ではなく、主に開放地域を占領したに過ぎない。これは、要塞化された都市部の占領がいかに困難であるかを物語っている。 戦術的現実と今後の見通し ISWの分析によれば、クピャンスク、チャシフ・ヤル、トレツク、ポクロフスクを占領するための数ヶ月にわたるロシア軍の取り組みは、ウクライナの要塞地帯全体を占領するのに必要な規模に全く達していない。ウクライナの高度に要塞化されたドネツク州の主要防衛線は、規模と人口の面でこれらの都市よりもはるかに大きな都市で構成されている。 ロシア軍がドネツク州の残りを武力で占領するには、複数の困難な作戦を経て数年かかると予想される。ロシア軍が克服しなければならない要塞化された都市部の数を考慮すると、ドネツク州行政境界に到達するまでには数年を要することになる。 和平交渉における米国の立場 米国務長官マルコ・ルビオは、ロシアとウクライナの両方が和平合意に向けて譲歩する必要があると述べている。しかし、一方的な譲歩は降伏であり、真の和平合意ではないとルビオは強調している。プーチンは8月15日のアラスカサミットで「いくつかの」未特定の譲歩を申し出たが、これは公正な和平合意に向けた十分な譲歩ではないとの見方が示されている。 ルビオ国務長官は、ウクライナが自国の条件を決定し、どのような条件を受け入れるかを決める権利があることを明確にしている。これは、ウクライナの主権と自決権を尊重する米国の基本的立場を反映している。 ロシアの主権否定と内政干渉要求 レポートは、ロシアが引き続きウクライナの主権を否定し、ウクライナの国内問題を決定する権利を要求していることを指摘している。ニューヨーク・タイムズ、ロイター、BBCが匿名の欧州当局者を引用して報じたところによると、プーチンは8月15日にトランプに対し、ロシア語がウクライナの一部または全部で公用語となることと、ウクライナがウクライナ正教会モスクワ総主教庁の「迫害」を終了することを保証するよう求めた。 これらの要求は、ウクライナの内政に対する露骨な干渉であり、ウクライナの主権を根本的に否定するものである。ウクライナ正教会モスクワ総主教庁は独立した宗教組織ではなく、クレムリンが管理するロシア正教会の下位要素であることが指摘されている。 歴史的パターンと今後の展望 ロシア軍は歴史的に、東ウクライナの要塞化された都市部の占領に高コストで長期間を要する作戦を展開してきた。これはプーチンの迅速な進歩という主張とは程遠い現実である。2024年にロシア軍が実施した4つの注目すべき作戦は、ドネツク州の残りを武力で占領することの困難さを明確に示している。 プーチンの「戦争の根本原因を排除する」という要求は、実質的にウクライナの国家としての存在そのものを否定するものである。これは2015年のミンスク合意でのロシアの要求と類似しており、ウクライナに対してより多くの自治権をロシア支配地域に与え、ウクライナの政治における親ロシア勢力の役割を拡大することを求めている。 結論として、ISWのレポートは、プーチンの軍事的主張が現実と大きくかけ離れていることを詳細なデータと具体的事例をもって証明している。ロシア軍のドネツク州における進軍は極めて緩慢であり、ウクライナの抵抗と要塞化された防衛線の前に深刻な困難に直面している。真の和平は、ウクライナの主権を尊重し、一方的な要求ではなく相互の譲歩に基づいて実現されるべきであることが明確に示されている。